西田というマチナカに醤油屋がある風景
2016/05/14
こんにちは、鹿児島の甘口醤油味噌醸造蔵吉永醸造店3代目です!
今回は、吉永醸造店のある西田という街についてお話したいと思います。
吉永醸造店の創業は、昭和3年ですが、創業時より、鹿児島市の西田という地で
鹿児島の甘口醤油や麦味噌を製造し、ご家庭にお届けしています。
この西田というマチ。九州の新幹線の南の終着駅である鹿児島中央駅から、
徒歩数分の位置にある、いわゆるマチナカな街です。
しかしながら、閑静な住宅地としての顔。
複数の高校、中学、小学校、幼稚園があるなど文教地区としての顔もある街です。
西田は、古くは鹿児島城下3町のひとつで、西田の中心を通る西田本通りは、
薩摩街道の一部で、参勤交代の通り道となりました。
吉永醸造店も、この西田本通りに店舗を構えています。
ということは、島津の殿様や、西郷隆盛、篤姫なども店舗のある場所を通っていたんですね!!
まぁ、その頃は、まだ吉永醸造店は創業していないのですが^^;
そんな、マチの中に醤油味噌屋があるのを驚く方も多くいます。
まぁ、食品工場といえば、大体は、住宅街というよりも、郊外にありますもんね。
なぜ、吉永醸造店が郊外でなくマチナカで営業し続けているのかといいますと、
やっぱり、この西田の地が好きだということは、もちろん、
マチナカに醤油味噌蔵のある風景を残していきたいという思いが強いからです。
醤油の火入れを行っていると、醤油の香ばしい香りが漂ってきたり、
大豆を蒸していると、大豆の甘い香りが漂ってきたり。
子どもたちが登校中に、
「わ~、今日は、大豆の甘い香りがするね」
なんて言いながら登校しているのを見たりすると、
マチナカの醤油味噌蔵を続けてきてよかったな~と感じます。
一昔前は、マチのなかに、八百屋があって、肉屋があって、魚屋があって、米屋があって、そして醤油屋があって。
しかし、スーパーや大型店舗などの増加もあり、そういった風景が段々と少なくなってきました。
スーパーや、大型店舗には、買い物しやすさや利便性という良さがあります。
そして、それぞれの専門店には、知識であったり、交流だったり、空気感であったり、スーパーや大型店舗には無い良さがあります。
商品棚に陳列している商品の中から、値段やパッケージで選ぶだけでなく、
製造蔵で、工場直送の醤油味噌を、造りての話や、実際に味や香りを味見をして確かめたり、
味噌や醤油に関する疑問や使い方を気軽に聞けたり。
そんなマチナカの醤油味噌屋がマチの中の風景に残っているのって、何だか、ちょっとステキかなと。
マチナカノ醤油味噌蔵、吉永醸造店に気軽に遊びに来て下さい(^^)
創業昭和三年
鹿児島甘口醤油麦味噌醸造蔵吉永醸造店
鹿児島市西田2-2-3
TEL099-254-2663
営業時間8時~18時30分
店休日 日祝、第1土曜日
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